「支え合いのまちづくり」をしていることが
販売機の利用者や市民の方々に伝われば幸いです!
『天理市みんなの食堂応援自販機』とは “天理市こども食堂応援自動販売機”での売上の一部は |
自販機導入について
担当者様に伺いました。
◆導入経緯
DyDoさんとは平成30年(2018年)3月に「災害時における応急物資の供給に関する協定書」を締結し、災害救援自動販売機を設置いただきました。令和4年(2022年)3月25日にDyDoさんと新たに「子ども食堂等子どもの居場所を支援するための協同に関する連携協定」を締結し、子ども食堂応援自動販売機の設置による子ども食堂等への応援寄付金の周知及び拡大を図ることにしました。
今回取材いただいた福住運動場に設置した自動販売機は、奈良県内の公共施設に設置するものとしては初めての取り組みのため、各方面でご紹介いただきました。
関連記事:「子ども食堂等子どもの居場所を支援するための協同に関する連携協定」について
◆導入の感想
「子ども食堂応援自動販売機が増えることで、気軽に社会貢献したことを個人の方に実感いただける点が良いよね」という声を聞きます。寄付を受けた側である子ども食堂等からの声が市民に戻ってくれば良い循環となり、本市が目指す「支え合いのまちづくり」として持続可能な取り組みになると思います。
市民の皆様が日常生活において「知らず知らずのうちに気がつけば社会に貢献していた」という取り組みは、企業様と市民の方を繋ぐ架け橋になるものだと思っています。
◆工夫した点
子ども食堂の応援自動販売機ということで、より市民の方に身近に感じてもらえるようラッピングイラストのデザインを募集しました。自動販売機には優秀賞に輝いた地元小学校4年生の作品がラッピングされており、とても親しみやすいと好評です。売上の一部を地元の子ども食堂への応援寄付金として活用されることをもっと周知し、利用していただく方の満足度を増やす取り組みが大切だと考えています。
◆オススメポイント
1台の自動販売機が社会貢献を生み出すこの事業は、非常にシンプルでありながら、企業様・市民の方・自治体それぞれに大きなインパクトがあると思います。こどもの絵画作品のラッピングも大変好評で、市民参加型の取り組みは自治体にとってたくさんのメリットがあり、"まち"に定着する活動だと思います。
立ち上げの経緯について
天理市議会議員 市本様に伺いました。
◆立ち上げの感想
DyDoさんとの子ども食堂応援自動販売機の取り組みは奈良県では天理市からスタートしました。今では奈良県の他の市町村でも同じ形で取り組みが進んでおります。
今回、天理市の公共施設の公園かつ山間地域に子ども食堂を応援する自動販売機を設置できたということは大きなことです。行政としては福祉に力を入れているというアピールになりますし、市民の方にもそれが伝わり「支え合いのまちづくり」が定着してくると思います。
◆今後のビジョン
日本ではなかなか根付かなかった寄付活動が、自分の飲みたい飲料を買うことで出来るという仕組みは大きな利点ですし、今後さらに広がっていくと良いなと思います。子ども食堂が増えている現在、応援型の自動販売機を設置することで、子ども食堂をまち全体で支援しようという後押しのような役割にもなるのではないでしょうか。
応援型の自動販売機を設置することで「支え合いのまちづくり」をしていることが自動販売機の利用者や市民の方々に伝われば幸いです。今後とも宜しくお願いいたします。
天理市役所 様、市本 様
取材にご協力いただき、ありがとうございました。
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お客様プロフィール
天理市役所 様
大和青垣の山々をはじめ豊かな自然に抱かれ古(いにしえ)から歴史や文化が今も息づく天理市は、日本最古の主要道路といわれる「山の辺の道」があり、遠い昔から文化が開けていた地域のひとつです。
本市は、様々な社会問題が顕在化する中、持続可能な世界の実現のため、SDGSの理念を踏まえてあらゆる分野において、市民・民間事業者・行政等が一丸となり、”共に支え合うまちづくり”に取り組んでいます。
※記載の内容・お役職等の情報は、2022年7月取材時のものです
担当者:加藤 様、吉田 様