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「自販機で神野山のつつじを増やそう!」行政と地域住民をつなぐ地域支援型自動販売機~山添村役場~

2022/08/19

山添村マスコットキャラクター

 

神野山のつつじを元の姿に!
村の取り組みを支援できる
『神野山のつつじを増やそう自動販売機』

 

 

設置の経緯

DyDoさんとの出会いは奈良市にある奈良三笠運輸株式会社様からのご紹介がきっかけです。奈良三笠運輸の会長さんから「一度DyDoさんの話を聞いてあげて。」と話があり、お会いすることにしました。自動販売機設置のセールスだろうと思いながら、総務課と地域振興課でお話を聞かせていただきました。

説明の内容は2つありました。1つは「災害対応自動販売機」で、もう1つは支援型自動販売機で「自動販売機の売上から村の事業の財源を確保する」というものでした。自動販売機を設置して飲料の提供を行うだけでなく、様々な取り組みができることの説明を受けて興味を持ちました。

 

ふれあいホールに設置した災害対応自動販売機

 

課題・導入の決め手

売上から村の事業の財源を確保

「焼失した神野山のつつじを再生しよう!

山添村にある神野山は県立自然公園に指定されており、春にはつつじ、秋には紅葉が見られ、羊がいる牧場もある観光名所です。神野山のつつじは毎年ゴールデンウイーク頃に見ごろを迎えますが、実は2021年3月に火災の影響でつつじが焼失してしまいました。神野山山頂のつつじを再び元の姿に戻すには、植栽に多額の費用がかかり、長い年月を要します。

そんな中でDyDoさんから支援型の自動販売機のお話しをお聞きし、つつじ再生事業支援のアイデアが浮かび、『神野山のつつじを増やそう応援自動販売機』が生まれました。自動販売機を通してこの村の取り組みを購入者様に伝えることで、購入者様も一緒に村の事業に関わっているという一体感が生まれると思います。

 

神野山山頂のつつじ

 

利用者様からの声

利用者様からは支援型自動販売機に関して「早く神野山のつつじが再生されるように、少しですが協力させていただきました」といった声を聞きます。普段何気なく買う飲料を通じて取り組みにご支援いただき、感謝しております。

また、災害対応自動販売機は避難所として指定している公共施設に設置をしており「災害時に備えた取り組みをしてくれているんだ」と感想をいただきました。災害時における飲料の提供や手動発電装置による電源の確保は、なくてはならないものです。村の取り組みをアピールする方法はいくつかありますが、普段皆さまに使っていただく自動販売機から伝えられる部分も多いと感じます。

 

おすすめポイント

現在役場に1台、他の公共施設等に計5台設置しています。行政の取り組みを多くの方に伝えていく方法は色々ありますが、その1つとして自動販売機を活用することも有効な手段だと思います。また、購入することでその取り組みに購入者様が参加できます。行政と地域住民をつなぐツールとして活用してはいかかでしょうか。

 

山添村役場分庁舎前にて 左から:ダイドードリンコ 御喜田、山添村役場 井久保様

 

山添村役場 様

取材にご協力いただき、ありがとうございました。

お客様プロフィール

山添村役場 様

山添村は、奈良県の北東部、大和高原と呼ばれる地域にあります。

県立自然公園に指定されている「神野山(こうのやま)」は、山頂を真っ赤に染めるつつじの群生と星空観測の名所として知られているほか、山腹には「めえめえ牧場(まきば)」があり約60頭の羊を放牧しています。

大阪圏から約1時間、名古屋圏からも約1時間半と、都市部から気軽に訪れていただける、ちょうどいい「まち近(ちか)、いなか」です。

昨年、神野山山頂のつつじ約1,000本が焼失しました。再びその景観を取り戻そうと、つつじの植栽を進めています。

※記載の内容・お役職等の情報は、2022年7月取材時のものです

担当者:井久保 様

公式ホームページ

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