普段よく見る自動販売機の高さってどれくらい?サイズも合わせてご紹介!
2024.04.04
日本自動販売システム機械工業会※では、自動販売機の高さ基準を183cmもしくは207cmと定められています。
現在日本では183cmが主流となっています。これは自動販売機の機械そのものの高さなので、自動販売機についている金属製の4本の足の高さを想定し、ブロック板転倒防止板を使用した際は更に高くなります。
例えば屋内設置で使われることが多い高さのない転倒防止板や、直接アンカー固定設置になると、計190cmほどの高さになることを想定しなければなりません。
また屋外設置で使われることが多いコンクリートブロック板を使用すると、それだけで更に10cmほど高くなるので、計200cmほどの高さを想定する必要があります。
※自動販売機及び金融機器の製造・販売業者を対象とした業界団体のこと
自動販売機はかつてアメリカより輸入されたものです。当時は様々な高さがありましたが、時代を経て現在の高さである183cmのものが残りました。
この高さが主流となった理由としては、日本の家屋の軒先に収まる高さが183cmだったということが挙げられます。183cmを上回ってしまうと、多くの家屋の軒先に収まらないケースが出てきてしまうめ、日本では183cmが圧倒的な主流になっています。
例えば、日本の電車のドアの高さは185cm~192cmとされています。
JR山手線、東京メトロ銀座線・東西線、日暮里舎人ライナー、京阪電鉄、など皆さんもよく知る電鉄のドアの高さは185cmとなっています。
日本の建造物や乗り物に合わせた形で自動販売機の高さは定められていると考えられます。