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健康づくり

いろいろなところへ出かけて認知症を予防!

最近のことが覚えられないのは脳の「海馬かいば」が原因

認知症の初期段階で見られる記憶障害は、ついさっき自分がやったことを覚えていない、昨日会ったばかりの人を覚えていないなど、最近の出来事に関してで、昔のことはしっかり覚えているということがよくあります。これには脳の「海馬」という場所が関係しています。海馬は新しい記憶をつくるための情報処理の場ですが、記憶が蓄えられる「倉庫」ではないので、海馬が衰えると最近のことだけを忘れてしまい、昔の記憶は残るのです。

「海馬」の衰えを防ぐには?

海馬には神経新生というしくみがあり、適度な刺激によって神経細胞が増えるといわれています。つまり、海馬を日常的に使う暮らしをしていれば、海馬の働きを維持でき、認知症になりにくいと考えられるのです。
また海馬には GABA(ギャバ)という成分も多く含まれるのでサプリメントなどで摂取するのもオススメです。
「海馬」を鍛えるポイント
いろいろなところに出かける
出かける

海馬は記憶だけでなく空間認知にも関わっているので、自分のいる場所や空間を把握したり、目的地に達するための道順を頭に描いたりすることで、海馬を働かせることができます。旅行だけでなく、街を散歩するのも良いので、積極的に出かけましょう。

見知らぬ土地の地図や本を見る
見知らぬ土地の地図や本

なかなか外に出かけられないという方は、地図や本を見ながら、旅の気分を味わってみましょう。頭の中で空間や場所の情報を処理しようとすることで、海馬を働かせることができると考えられています。

出典:阿部和徳著/認知症いま本当に知りたいこと101

2019年4月25日

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