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企業ができる暑熱対策とは!?職場における水分補給・熱中症対策飲料・暑熱対策サービスを解説!!

2023/05/01

目次

◆ 企業が暑熱対策を行う背景

◆ 企業が暑熱対策を行う重要性

◆ 水分補給の重要性

◆ 熱中症対策飲料の活用

◆ ダイドードリンコがお手伝いする熱中症対策

◆ まとめ

 

世界的な地球温暖化の影響で、日本国内でも気候変動が進んでいます。特に、夏場の高温多湿化は本記事をご覧の皆様も実感されているかもしれません。

その影響もあり『職場における熱中症による死傷者数の推移』は2018年まで増加し続けていました。夏場が例年に比べて記録的な高温であったため、2018年は異常に高い数値をマークしています。

2018年以降は、各職場での様々な暑熱対策もあり、減少傾向ではありますが、いずれにしても高い数値で推移しており、今後も継続的な対策が必要になってくると推察されます。

 

対象期間:令和4年5月から9月

 ※出典:総務省消防庁(https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r4/heatstroke_geppou_202205-09.pdf

 

本記事では、職場における「暑熱対策」について飲料メーカーの視点から「水分補給」に焦点を当てて解説していきます! 

職場での取り組みの一例になれば幸いです。

 

こんな方にオススメの記事です!

夏場に屋外で業務をされる方

企業の安全衛生のご担当者様  

業務の責任者の方 など

 

企業が暑熱対策を行う背景

企業が暑熱対策を行う背景として、企業の安全配慮義務があります。企業が従業員の安全を配慮する義務は「労働契約法」や「労働安全衛生法」で定められており、下記内容に基づいて対策を行う必要があります。

 

労働契約法

「第五条 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。」

出典:e-Govポータル

労働契約法は、企業と従業員との労働契約について定めた法律です。この法律は、企業が従業員を保護し、労働環境を整えて心身の健康管理を行うことを目的としています。

 

労働安全衛生法

「第三条 事業者は、単にこの法律で定める労働災害の防止のための最低基準を守るだけでなく、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない。また、事業者は、国が実施する労働災害の防止に関する施策に協力するようにしなければならない。」

出典:e-Govポータル

 

労働安全衛生法は、労働者の安全と健康を保護し、快適な労働環境を形成するための法律です。この法律は、労働者が健康で安全な環境で働けるようにすることで、労働災害の防止や職場環境の改善を促進することを目的としています。

 

これらの法律に沿って企業は従業員の心身の安全・安心を確保する必要があります。その一例として、暑熱対策も挙げられます。特に熱中症は命に関わる危険な症状のため、啓発・水分補給・塩分補給・空調管理など様々な対策を組み合わせることが求められます。

 

企業が暑熱対策を行う重要性

従業員が熱中症対策にかからないために、企業は暑熱対策を行う必要があります。上記で記載した通り、従業員の心身の安全を保護することが一番の目的ですが、企業にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

本章では、暑熱対策が企業に与える効果についてご紹介します。

 

従業員の健康と安全な職場環境

熱中症はひどい場合は死に至る可能性のある危険な症状です。また、熱中症やそれに近い症状が原因で、不慮の事故を起こしてしまう危険性もあります。暑熱対策を行うことは、従業員の健康を守るだけでなく、事故のない安全な職場環境を維持することに繋がります。

 

従業員の生産性の向上

暑熱対策を行うことで、従業員は安心して仕事に向き合いことができます。各々が万全な状態で仕事に向き合うことができる環境を整えることで、職場全体の生産性が向上します。

 

従業員満足度の向上

飲料や塩飴の配布・空調管理など、職場の暑熱対策を実施することで、従業員は各自負担すべき対策が少なくなり、従業員満足度の向上が期待できます。従業員満足度が高まることで、従業員の離職率が下がる、意欲の高い状態が期待できます。

 

法的リスクの軽減

熱中症や労働に関する法律に沿って対策を実施することで、法令遵守によるリスクを軽減することができます。暑熱対策をしっかり行うことで、従業員の健康を守るだけでなく、熱中症による労災や訴訟などの法的リスクを避けることができます。

 

水分補給の重要性

「水分」はなぜカラダにとって必要? 

体内で水分がスムーズに流れ、水分の代謝がきちんと行われていれば、臓器の新陳代謝も正常になり、また不要な老廃物も排泄されるので、カラダは健康を保つことが出来ます。「水分」が与える4つの役割を詳しく見ていきましょう! 

参考:ダイドードリンコ熱中症・水分補給セミナー(馬渕知子医師監修)
参考:全国清涼飲料連合会HP

 

「水分」がカラダに与える4つの役割

1.細胞の働きを助け、新陳代謝を促す 
2.血液の成分として、体の隅々まで酸素や栄養分を運ぶ 
3.呼吸や糞尿として、二酸化炭素や老廃物を体外へ排出する 
4.汗の蒸発とともに気化熱によって、皮膚から熱を奪って体外へ放出し、体温を調整する 

 

大きく4つの役割がありますが、カラダにとって「水分」がどれほど重要であるかが理解出来ますね。

では、適切に「水分」を補給するにはどうしたら良いのでしょうか。 

 

 

 

1日に必要な水分補給量の目安は約1.5ℓ! 

実は人間は生きていくうえで常に水分を失っています。呼吸をするだけでも水分を失ってしまうのです!

そのため、定期的にこまめな水分補給を行うことが非常に重要です。

成人男性が通常の生活をしている場合の目安として、1日に約1.5ℓの水分補給が必要と言われています。

年齢や性別、気温などによっても異なってきますが「定期的にこまめな水分補給」が必要なのはどの条件でも同じです。

「定期的に水分補給」といっても、なかなか想像がつきにくいかと思いますので、以下にポイントをまとめてみました! 

 

➀朝起きたら1杯水を飲む 

睡眠中に失った水分を補給する必要があります。睡眠中に水分を失うのは、体温を下げることで深い眠り、良い睡眠をとるための生理現象です! 

②1日に8~9回くらいコップ1杯ずつ給水する 

のどが渇いたと感じた時には水分が失われています。運動や暑い環境で働く場合は休憩時間だけでなく、開始前にも水分補給しておきましょう。 

③たくさん汗をかいたら熱中症予防に適した清涼飲料水を! 

汗で水分と同時に塩分も失われます水での水分補給も大事ですが、状況に応じてスポーツドリンクなど熱中症予防に適した清涼飲料水を摂取しましょう! 

 

 

 

熱中症対策飲料の活用

水分摂取について説明しましたが、効率よく水分摂取を行うために、夏場は熱中症対策飲料が重宝されます。

そもそも熱中症対策飲料とは、どのような飲料を示すのでしょうか?

 

全国清涼飲料連合会によると、熱中症対策飲料とは「ナトリウム濃度として、少なくとも、飲料100ml あたり40~80mg含有する清涼飲料水」を指します。
※この値は、厚生労働省HPのマニュアル記載の値に基づく。食塩相当量として0.1~0.2g。

参考:厚生労働省HP : 職場における熱中症の予防について
参考:厚生労働省HP : 職場における熱中症予防対策マニュアル

 

熱中症対策飲料と聞くとスポーツドリンクをイメージしがちですが、それだけではないのですね。

ダイドードリンコでも熱中症対策飲料を販売しておりますので、一部をご紹介いたします!

※全国清涼飲料連合会の定める「熱中症対策」表示ガイドラインを満たしています。

 

ミウ レモン&オレンジ550ml

-レモンとオレンジのW柑橘果実のすっきりした果汁感を感じられる味わいの商品です。高知県室戸沖の「海洋深層水」由来の成分を加え、「海洋深層水」由来のミネラルが手軽に摂取出来ます! 

 

さらっと。トマト350g 

-トマト果汁30%とトマトエキスを使用し、トマトのコク、フルーティさが感じられる味わいの商品です! 

 

ぷるシャリ温州みかんゼリー490ml

温州みかん果汁を使用!冷やすとぷるぷる食感のゼリー、凍らせるとシャリシャリ食感のシャーベットとして、2つの飲み方でお好みの食感を楽しめる商品です。 

 

ゼリー飲料など、状況に応じて種類を選べるのは嬉しいですね。

これらの商品はダイドードリンコの自動販売機で販売されておりますので、職場に自動販売機を設置いただいている場合は、従業員の皆様にも楽しみながら暑熱対策をしていただけます。

 

 

ダイドードリンコがお手伝いする「暑熱対策」 

ダイドードリンコは商品で暑熱対策のお手伝いをさせていただくのはもちろんのことながら、商品以外でも企業の取り組みのお手伝いをさせていただいております!

では、ダイドードリンコがお手伝いする暑熱対策とはどのようなものなのでしょうか? 

今回は企業向けの3つの取り組みをご紹介させていただきます!

 

 

 

①QRコード決済自販機

~企業専用のQRコードで冷たい飲料を取り出せる!~

企業ごとに専用QRコードを作成し、その専用QRコードを自動販売機にかざすだけで、自動販売機内の商品がその場ですぐに搬出できる機能がついた新サービスです。ご担当者様はQRコードを発行して従業員様に配布するだけ!商品補充や賞味期限管理などはすべて弊社が行いますので、手間もかかりません!

従業員様はお好きなタイミングで冷たい飲料を取り出すことが出来るため、暑熱対策だけでなくリフレッシュにも最適!

これまでご担当者様がされていた飲料の発注や在庫管理、冷蔵庫やショーケースへの補充といった業務がなくなり、生産性向上に貢献します! 導入費用はかかりませんが、自動販売機の設置にはガイドラインがありますので、お気軽にお問い合わせください。

 

※QR コードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

 

関連記事:QR決済自販機 設置先へのインタビュー

▶ 【2022/07/25】【企業設置事例】QRコードで熱中症対策ができる自販機!?業務課題の見直しで負担を軽減~日鉄建材株式会社 君津鋼板工場様~

 

②「暑熱対策」啓発自販機(おしゃべり自販機) 

~声で水分補給を呼びかけ!~

ダイドードリンコの自動販売機には『おしゃべり機能』があります。普段ご利用いただく自動販売機を活用し、従業員の方々へ音声で水分補給や職場の安全を啓発・意識づけすることが出来ます。流すフレーズは 「こまめに水分補給しましょう」「しっかり休憩は取れていますか?」「体調管理はできていますか?」「ご安全に!」など、自由にアレンジ可能です。企業独自の安全標語を、職場の皆様の声で発信してみませんか?

 

 

③熱中症対策オンラインセミナー 

~企業向け!参加無料!~

ダイドードリンコでは『熱中症対策アドバイザー』の資格を有する社員が「少しでも皆様のお役に立てれば」という想いで無料のオンラインセミナーを開催しています。オンラインセミナーでは熱中症の基礎知識から予防・対策まで、職場でもご自宅でも活かせる内容を解説しています。どなたでも参加することができ、企業や拠点ごとの個別開催も随時行っています! 

 

 

 

まとめ 

今年の夏も例年並みもしくはそれ以上の猛暑になると予想されています。本記事でご紹介させていただいた自動販売機の導入、オンラインセミナーの受講については無料で行えますので、お気軽にお問い合わせいただけると嬉しいです!今年も会社でできる暑熱対策を実施し、暑い夏を一緒に乗り越えていきましょう! 

この記事を書いた人

ダイドードリンコ株式会社 大津

2012年4月、ダイドードリンコ株式会社に新卒入社。流通営業部、法人営業部を経て、2020年9月、自販機営業企画部 インサイドセールスグループへ配属。「防災士」「熱中症対策アドバイザー」「健康経営アドバイザー」の資格を取得し、様々な企業様、学校様、地方自治体様を対象にセミナーを開催。
2023年度は、熱中症対策をテーマとした吹田市健都ライブラリー「オンライン防災講座」や株式会社ニシハタシステム主催「保育防災カンファレンス」へ登壇。

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