目次 |
◆ 自動販売機にかかる電気代はどれくらい? ◆ 電気代以外で設置にかかるコストは? ◆ 自動販売機の省エネ機能・効果について ◆ 自動販売機の見直しで節電に成功した企業事例 ◆ 自動販売機にかかる電気代についてよくある質問 ◆ まとめ |
国内情勢や円安・コロナウイルス等の影響を受けて、電気料金の値上げが続いております。
各企業・個人で様々な節電対策を行っているかと思いますが、意外と自動販売機に関しては手がまわっていないのではないでしょうか。
実際、自動販売機は月にどれくらい電気代がかかっているのか、どれくらい電力を消費しているのかご存知ですか?
今回の記事では、自動販売機にかかる電気代や省エネ機能について説明し、実際に自動販売機の設置状況を見直して費用削減を実現した企業様の事例をご紹介します!
※今回は飲料の自動販売機に関する内容のため、冷凍自動販売機は対象外です。
自動販売機を設置する前に、電気代がどのくらいかかるのか確認することも大切です。ダイドードリンコでは、自動販売機の設置概要をお伝えする資料から商品カタログ・サービスのご紹介など幅広い資料をご用意しています。今後の導入に向けて、自販機設置の手順や事例などを知っておきたい方は、ぜひダウンロードしてください。 |
自動販売機にかかる電気代はどれくらい?
ここ数年市場に流通している自動販売機の消費電力は、500kWh~1,000kWh程度が一般的です。
消費電力が500kWhの場合、2022年時点では1ヶ月の電気代は「2,000円前後※」が目安でした。
電気代は自動販売機の機種や季節によって異なります。自動販売機を稼働させる際には、商品の冷却・加熱や照明などに電力を消費しますので、夏には商品を冷やし、冬には商品を温めるために他の季節よりも電気代が高くなることは想像がつきますね。
※1ヶ月の電気代は設置先様と電気会社とのご契約内容・その時々の電気料金によって変動します
「今設置されている自動販売機の年式を把握すること」が節電対策への第一歩
実は、15年前の自動販売機は、最近の機種と比べて電気代が「3倍近く」高いのです。
極端な例ですが、2005年式(1640kWh)と2020年式(565kWh)を比較してみましょう。
2005年式は年間約5万円※の電気代がかかりますが、2020年式は年間2万円弱※しかかかりません。
つまり、自動販売機を最新のものに入れ替えるだけで、年間電気料金「約3万円※」の削減効果に繋がるのです!
※2022年時点の電気代目安で計算した場合
年間CO₂排出量も「約500kg」削減できるので、環境にも良いですね。
市場に流通している自動販売機の消費電力は500kWh~1,000kWh程度が一般的ですが、皆様が設置されている自動販売機の年数や消費電力はどれくらいか、一度確認してみてはいかがでしょうか。
電気代以外で設置にかかるコストは?
続いて、自動販売機を設置するうえで、電気代以外にかかるコストについて見ていきましょう。
昨今自動販売機を設置する際は、フルオペレーション(商品補充も売上管理も飲料メーカーが行う)で契約をする場合がほとんどです。
フルオペレーションでの契約の場合、設置にかかる費用は基本的には0円です。
つまり設置後の電気代以外にかかるコストはありません。
しかし、設置場所に電源がないときは電気工事が必要になるなど、状況によって別途準備費用がかかる場合もあります。
また、契約によってはレンタル代や商品購入代金・人件費なども考える必要がありますので、費用がかからない契約かどうかを事前に確認しましょう。
※自動販売機設置の流れについての記事はこちら
自動販売機の省エネ機能・効果について
ダイドードリンコは常に省エネ性の向上に努め、自動販売機の年間消費電力量を2000年比較で79.5%削減しました。
結果としてお客様にご負担いただく電気代も月2,000円前後にまでおさえることが出来ました。
なぜ、ここまで省エネを推進し、電気代をおさえることが出来たのか?
自動販売機の省エネ機能についてご説明したいと思います。
・ヒートポンプ機能
まずは弊社で2007年から本格導入された「ヒートポンプ機能」についてです。「ヒートポンプ機能」は、商品を冷却する際に発生する熱を、商品を温める加温熱として再利用する仕組みです。
商品を冷却することで発生する熱を、従来は自動販売機の外に排出していましたが、これを商品加温する庫内に送り、加温熱として再利用しています。そのため、消費電力を抑えることが可能となり、CO₂排出の削減にも繋がります。
・ピークカット機能
続いて「ピークカット機能」についてご説明します。一般的に、夏季(7月~9月)は冷房による電力消費量が大幅に増加し、特に気温が高くなる日中にピークに達します。そういったピーク時の使用電力をできるだけ抑えるため、比較的電力需要の少ない時間帯の電気を使用して自動販売機内の飲料を冷やし込み(ピークシフト)、需給が高まる時間帯には冷却運転を停止(ピークカット)することで、特に電力供給がひっ迫する夏場日中の消費電力削減に貢献しています。
省エネ自動販売機には、7月~9月の13時~16時の間、冷却運転を3時間停止する機能が標準装備されています。24時間フルで運転しないからこそ、節電が実現しているのですね。
・LED照明
LED照明の導入で、蛍光灯と比較して消費電力を約70%削減することが出来ました。長寿命かつ水銀等の有害物質の削減にも繋がります。
・高性能真空断熱材
高性能真空断熱材の採用により、断熱効果が向上し、更なる省エネ運転が可能になりました。
他にも「部分冷却・加熱システム」「照明センサー」「LED照明」「高性能真空断熱材」「学習省エネ」などの機能もありますので、詳しくはこちらをご覧ください。
ダイドードリンコの省エネ対応自動販売機についてはこちら
自動販売機の見直しで節電に成功した企業事例
実際に自動販売機を見直すことで電気代を削減された企業の事例をご紹介します。
株式会社エムジー様では、元々3台置いていた自動販売機を2台に見直すことで、自動販売機で使われる年間消費電力量を「約7割」削減しました。金額としては年間「約10万円」の費用削減に繋がりました。
台数を3台から2台に減らしたことも削減理由の1つですが、自動販売機自体を省エネタイプに入れ替えることで、節電を実現しました。
自販機台数の見直しで、年間消費電力量を約7割削減!お菓子入りの自動販売機で売り上げも伸びました~株式会社エムジー~
同様に、費用削減が期待できる状況の企業様も多いと思いますので、是非参考にしていただければと思います。
自動販売機にかかる電気代についてよくある質問
最後に、自動販売機にかかる電気代について、よくある質問をご紹介します。
Q:設置したい場所に電源がないけど大丈夫ですか? A:設置場所の近くに電源がない場合は、電気工事を行う必要があります。工事が可能な場所かどうか、工事費用をご負担いただけるか等、確認が必要です。まずは当社担当者が現場を確認し、お打ち合わせさせていただきます。 |
Q:自動販売機の電気代は誰が負担するの? A:自動販売機の電気代は、基本的には設置先のロケーションオーナーが負担します。フルオペレーションでの契約の場合、自動販売機の設置自体には費用はかかりませんが、設置後のランニングコストとして電気代がかかります。 |
Q:自動販売機の電源は何V? A:自動販売機の消費電力は、基本的には100V・15Aで十分な場合がほとんどです。仕様によって異なる場合もありますので、念のため設置業者に確認しましょう。 |
まとめ
「今置いてある自動販売機に特に不満はないし、手を付けるのは面倒…」と、ほったらかしにされている方も多いのではないでしょうか。
今回ご説明させていただいたように、自動販売機の消費電力は年式によって異なりますので、昔から設置している自動販売機を見直すだけで電気代削減・省エネルギーに繋がる場合があります。
「でも、いつ設置したか分からない…」という場合はDyDoにお任せください!
現在設置中の自動販売機を見させていただき、自動販売機の機種・消費電力を確認することができます。
オーナー様に今置かれている自動販売機の情報をフィードバックし、最適なご提案をさせていただきますので、是非一度お問い合わせください!
※自動販売機の機種や稼働状況によっては、数値を出せない場合がございますのでご了承ください。
各企業・個人でできることは限られていますが、現状を把握することがはじめの一歩です。
電気代の値上げで苦しい今こそ、昔から置いてある自動販売機を見直してみませんか?
ダイドードリンコでは自動販売機を通して職場の様々なお悩みを解決します!職場のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にお問合せください! ↓資料ダウンロードはこちら↓ |
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この記事を書いた人
ダイドードリンコ株式会社 平尾
新卒入社後、自動販売機の新規営業を4年半経験し、
現在は設置事例インタビューや関連記事の執筆を担当しています。
本記事がDyDoのユニークな自動販売機を知っていただくきっかけになれば嬉しいです!