ダイドードリンコ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役:中島 孝徳、以下 ダイドードリンコ)は、日本初となる自動販売機(以下、自販機)で顔認証による購入が可能となる顔認証決済サービス「KAO-NE」(カオーネ)を、昨年NECと共同で実施した実証実験の結果を踏まえ、4月26日(月)より本展開を開始いたします。
昨今、人々の価値観や行動様式、また働き方など社会全体が大きく変容する中、自販機も時代に合わせて進化していく必要があるとダイドードリンコでは考えています。
そうした考えのもと、NECの顔認証技術を活用して日本で初めて自販機に顔認証決済サービスを導入し、“手ぶら”で飲料を購入できる仕組みを実現。昨年実証実験を行い、その結果を踏まえて、この度、日本初の自販機での顔認証決済サービス「KAO-NE」の本展開を開始いたします。
実証実験において、「財布やスマホを出さずに購入できることが、想像以上に便利だった」等、お客様の快適な購入体験に貢献できることが分かりました。一方で、「マスクをしたままで買えるとさらに良い」「認証までの時間が少し長い」などの課題があることも分かりました。
そこで、こうした実証実験で得られた課題に対し、本展開においては、顔認証の精度やスピードの向上、またマスクを着用したままでの認証を可能にするなど、お客様により快適にご利用いただける仕様へと改善を図りました。
本取組みにより顔認証決済サービスによる飲料購入が可能になることで、オフィスや工場、病院内等において財布やスマートフォン等を持ち歩かずに済む「圧倒的な便利さ」と「快適な環境」をご提供してまいります。
- ・マスク着用時でも認証が可能に
- ・顔認証精度/スピードが向上(UI/UXの改善)
- ・対応決済手段の拡大 など
ダイドードリンコは、国内飲料事業における売上の8割以上を自販機チャネルが占めるなど、業界有数の自販機網を主力チャネルとして事業活動を展開しています。
今後も2030年までの長期ビジョン「グループミッション2030」のもと、自販機ビジネスを“もっと身近で毎日の生活に役立つビジネスへ進化させる”という基本方針に基づき、自販機のイノベーションを推進していきます。
利用者は、スマートフォンやタブレット等の端末を用いて事前に顔画像やクレジットカード情報、パスコードを登録することで、自販機での購入時に顔とパスコードの2要素認証により、簡単かつセキュアに決済が可能になります。また、食品工場や薬品工業等のマスク着用が必須のロケーションのお客様からのニーズや、新たな生活様式に対応して、マスク着用時の認証を可能としたことで、マスクを着けたままでもご利用いただけます。
なお、本顔認証技術は、NECの生体認証「Bio-IDiom※1」の中核技術であり世界No.1の認証精度※2を有しています。
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今後の展望:2,000台を目標
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主な設置場所:ダイドードリンコ(株)大阪本社・東京本部、大同薬品工業(株)関東工場、NEC本社等
「Bio-IDiom(バイオイディオム)」は、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響など、NECの生体認証の総称です。世界トップクラスの技術や豊富な実績を活かし、ニーズに合わせて生体認証を使い分け、あるいは組み合わせることで、「誰もが安心してデジタルを活用できる世界」を実現していきます。
NECの生体認証
https://jpn.nec.com/biometrics/
https://jpn.nec.com/press/201910/20191003_01.html