飲料の自販機設置にかかる費用や維持費はどれくらい？

「飲料の自動販売機を設置したいけど、費用面が気になる...」とお考えではないですか？
自動販売機を設置するには、購入、リース、設置場所を貸すなどいくつかの方法があります。
自動販売機を自分で購入する場合は、自動販売機購入費や工事費などの初期費用に加えて、修理費や電気代などの維持費がかかります。
また、業者に管理を委託するフルオペレーションの場合は初期費用がかからず電気代月2千円程度で、
リースの場合は約5千円～1万円程度で自動販売機を設置できます。
本記事では、自動販売機の設置方法3パターンについて、費用から運用方法に関する特徴をご紹介します。
この記事を読めばどの自動販売機が合うか分かるはずです！それぞれの特徴について知り、自分に合った自動販売機の導入方法を考えましょう。
 

自動販売機を購入する場合は初期費用が多くかかります。
しかし、月々のリース費用がかからないため長期で利用を考えている場合はおすすめの運用方法です。
ただし、自動販売機の費用や工事費などの初期費用に加えて維持費がかかります。
また定期的なメンテナンスや故障時の対応も必要になってくるため、導入を検討する場合は長期的に運用ができるか考えましょう。
この章では自動販売機にかかる費用面について詳しく見ていきます。
詳しい費用などを確認し、参考にしてみてください。
 

自動販売機を購入する場合、自動販売機本体の費用に加えて工事費や場合によってはラッピング代などの費用もかかります。
下記の表に費用をまとめてみましたので参考にしてみてください。
 

項目名	金額
自動販売機代	約50万円～100万円（新品） 約25万円～35万円程度（中古）
自動販売機の配送料	3万円〜5万円程度
設置工事費	1万円程度
土台工事費(石板代金)	1万円程度
電気工事費	2万円程度～
ラッピング代	デザイン内容により異なる
POP(ポップ)代	デザイン内容により異なる

・自動販売機代
自動販売機を購入する場合、デザインや自動販売機自体の種類を選ぶことができるので選択の自由度が高いといったメリットがあります。
一般的には、自動販売機の費用は新品で約50万円～100万円、中古で約25万円～35万円程度です。
金額の幅が広いため、用途に合わせて選ぶことが大切です。



・自動販売機の配送料
自動販売機を購入して設置する場合、本体代と合わせ設置先までの配送料もかかります。
自動販売機を販売会社から引き取り自分で運ぶことも可能ですが、重さが200㎏を超えるものもあり、
事故につながるリスクもあるため専門業者に依頼する方が安心です。
その場合、配送料として3～5万円程度かかるので事前に確認しておきましょう。



・設置工事費
自動販売機を実際に運用するためには事前に設置工事も必要です。
設置工事費の相場は約1万円ですが、自動販売機の機種や設置場所によって変動する可能性があります。
また自動販売機の設置には、自動販売機据付基準や都道府県・市の条例など規制が定められている場合があります。
据付基準が条例に適合していないと営業できない場合もあるので、なるべく専門業者に行ってもらうのが良いでしょう。



・土台工事費(石板代金)
自動販売機を設置する場合、設置工事に加えて自動販売機を安定して固定させるために土台工事も必要になります。
基礎ブロックを自動販売機下に設置する工事で、工事費の相場は1万円程度です。
こちらも自動販売機の種類や設置場所により費用が変動する可能性があるため、事前に確認が必要です。



・電気工事費
自動販売機を設置する際、設置場所の近くにコンセントがない場合は電気工事を行う必要があります。
電気工事を行うには電気工事士の資格が必要です。感電の危険があるため、必ず専門の業者に依頼するようにしましょう。
工事費用の相場は約2万円ですが、飲料メーカーやオペレーション業者を通して自動販売機を設置する場合は工事費用を業者が負担してくれる場合もあります。

 

ここまで、自動販売機設置にかかる初期費用として、自動販売機本体費用、配送料、工事費用などの様々な費用についてお伝えしてきました。
自動販売機の維持費には自動販売機の費用に加え、電気代や破損があった際の修理費などがあります。
下記に表でまとめてみましたのでこちらも参考にしてみてください。
 

項目名	金額
電気代	1,000円〜8,500円程度/月
修理代	2万円〜3万円

・電気代
自動販売機を稼働させるのに電気は欠かせません。
月々の電気料金は2,000円前後が相場ですが、自動販売機の機種や季節によっても変動する可能性があります。
特に夏は商品を冷やす必要があり、また冬場は商品を温めるといったように季節に応じた温度管理が必要です。
1ヶ月の電気代は設置先様と電気会社とのご契約内容・その時々の電気料金によって変動しますので、状況に合わせて確認するようにしましょう。

自動販売機の電気代に関するコラムはこちら



・修理費
自動販売機の維持費として、電気代にプラスして修理費も必要になります。
機械の劣化や故障した場合は修理が必要ですが、自動販売機の稼働が一時的にストップしてしまう可能性があるため、
定期的なメンテナンスをして故障を未然に防ぎましょう。
一般的な自動販売機の修理代は、1回の技術員派遣あたり2万円から3万円程度かかります。
機種によっては高額になる場合もありますので専門の業者に確認しましょう。
 

自動販売機の運用方法には主に業者に管理を委託する「フルオペレーション」と
自分で運用する「セミオペレーション」「自分で自動販売機を購入する」の3パターンがあります。

この記事では主に「自分で自動販売機を購入する」場合に必要な費用などについてご紹介してきました。
自動販売機の本体代、配送料や維持費、定期的なメンテナンス費用など、個人で購入し運用していくには手間もお金もかかる場合が多いです。

その点、フルオペレーションでは、清掃や商品の補充などのメンテナンス代はメーカーが負担します。
フルオペレーションとは、飲料メーカーやオペレーターが商品の補充から金銭管理までを一貫して行う方法で、
自動販売機設置方法としては最も主流な運用方法です。

フルオペレーションの場合、維持費に関しては基本的に月々の電気料金2千円程度のみなので、
管理に手間をかけたくない場合や長期的に設置を考えている場合にはおすすめの運用方法です。

フルオペレーションや自動販売機設置までの流れについてのコラムはこちら

自動販売機のリースは、顧客が必要とする機器をリース会社が代わりに購入し賃貸する方法です。
リース代として平均的に月額で約5千円程度かかりますが、初期費用を抑えることができます。

またメンテナンスや補充を管理会社に任せる場合は、約5千円～1万円程度かかります。
リースをする場合は長期の契約期間などが定められている場合があるため、
自身にあった運用法なのかを事前に確認し利用するようにしましょう。

この記事では、自動販売機を購入する際の値段や維持費についてご説明してきました。
初めて自動販売機を設置する際は何から始めたらいいか分からないことも多いと思います。
「自動販売機　設置」などと検索すると、飲料メーカーや総合オペレーターの情報が出てくるため、
自分にあった料金体系や運用ができる業者を探し、問い合わせてみると良いでしょう。
特に初めての場合は業者やメーカー管理の「フルオペレーション」がおすすめです。

自動販売機を購入するか、または飲料メーカーなどを通して導入するか迷っている方は、
希望の場所に自動販売機が設置できるのか、その場合の提案や見積提示など幅広いご案内をさせていただきますので、
まずはお問合せフォームからご連絡お待ちしております。