脱炭素社会への貢献
脱炭素社会の実現に向けて、様々な取組みを推進しています。
消費電力削減の取り組み
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ダイドードリンコは常に省エネ性の向上に努め、当社主力自販機の年間消費電力量は2000年比較で79.5%削減しています(CO2排出量実績(2022年)は、91,952 t-CO2)。
特に、商品を冷却する際に発生する熱を商品を温める加温熱として再利用する「ヒートポンプ機能」を搭載した自販機を2007年から本格導入し、その後も「LED照明」「高性能真空断熱材」などの省エネ部材の活用によって消費電力量を大幅に削減しました。
自販機の省エネ機能・部材
『ヒートポンプ機能』
商品を冷却する際に発生する熱を、商品の加温熱に再利用することで、大幅な消費電力の削減を実現しました。
『LED照明』
省エネだけでなく、蛍光灯の水銀などの環境負荷物質の低減にも繋がります。
『高性能真空断熱材』
商品を冷却する際に発生する熱を、商品の加温熱に再利用することで、大幅な消費電力の削減を実現しました。
CO₂排出量実質ゼロ!
電力使用が必須の自販機で、カーボンニュートラルに取り組みます。
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自販機の年間消費電力量に相当する再エネ指定の非化石証書を年に1度 DyDoが代理購入してCO₂の排出量を実質ゼロにします。
※非化石証書とは
非化石電源(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス等の再生可能エネルギー)で発電された電気の環境価値(非化石価値)分を証書化し売買可能にしたもの(主管官庁 経済産業省の制度として2018年5月~制度開始)
緑の募金自販機
CO2を吸収する森林を保護するため、「緑の募金」ができる自販機の設置を進めています。収益金の一部は全国の地方緑化推進委員会を通じて公益社団法人 国土緑化推進機構に寄付され、全国の緑化推進活動費用にあてられています。
グリーン電力証書システム
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ダイドードリンコは、2002年に清涼飲料業界で初めて「グリーン電力証書システム」に参加しました。自然エネルギー(グリーン電力)により、毎年約400tのCO2排出量削減に貢献しています。
次代に欠かせない自然エネルギーを一人でも多くの人に知っていただくため、全ての自販機にステッカーを貼っています。
※ステッカーデザインの変更により、自販機によってステッカーデザインは若干異なります。
LOVE the EARTH シリーズ
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プラスチックごみを減らしたいというお客様のニーズにお応えできる商品としてアルミボトル缶飲料を販売しています。
「LOVE the EARTHシリーズ」の製造にかかる電力の内、年20 万kWhを自然エネルギーでまかない、「脱炭素への貢献」の証としてグリーン電力マークを取得したカーボンオフセットの商品設計で展開、年間約100tのCO2排出量削減に貢献しています。
また、お客様に当社のSDGsの取り組みを感じていただけるような親しみやすいパッケージデザインにいたしました。
車輛における取り組み
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ダイドードリンコでは、自販機設置場所の開発を行う営業担当の営業車はもちろん、自販機の補充や環境整備などのオペレーションを担うルート担当者のトラック(ルートカー)のハイブリッドカーの導入を進めるなど、環境負荷低減を目指した事業運営をしています。
また、自販機のIoT化により、労働力が不足する環境においても、業界有数の自販機網を維持すべく、スマートオペレーション体制の構築に努めています。これは同時に自販機のオペレーションのルートの最適化により、オペレーションにおける二酸化炭素の排出量削減を実現します。
ホワイト物流促進運動
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トラック輸送ドライバー不足など、物流をとりまく環境の厳しさは深刻化しており、CO2排出量の削減などの環境負荷低減への取り組みも重要な課題となっています。
当社は、国土交通省・経済産業省・農林水産省が推進する「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、持続可能な物流環境の実現に向け、自主行動宣言を提出しました。
発注リードタイムの延長や荷待ち船舶・鉄道へのモーダルシフトなど、持続可能な物流の実現に向けて、今後も取り組みを強化していきます。
取組項目 | 取組内容 |
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物流の改善提案と協力 | 取引先や物流事業者から、荷待ち時間や運転者の手作業での荷卸しの削減、附帯作業の合理化などについて要請があった場合は、真摯に協議に応じるとともに、自らも積極的に提案します。 |
リードタイムの延長 | 荷主として48時間オーダーを推進し十分なリードタイムを確保できるように調整します。 |
船舶や鉄道へのモーダルシフト | 長距離輸送について、トラックからフェリー、RORO船や鉄道の利用への転換を行います。この際に、運送内容や費用負担についても必要な見直しを行います。 |
生産計画と物流拠点の最適化 | 地産地消を目指し長距離輸送の削減を推進します。 |
ホワイト物流促進運動について
深刻化が続くトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的としています。トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化を通じ、女性や60代以上の運転者なども働きやすい、より「ホワイト」な労働環境の実現に取り組む運動です。
従業員による森林保全活動
CO2の吸収源として重要な役割を担う森林を守るため、2003年より長野県東筑摩郡朝日村と森林の里親契約を結んでいます。従業員自らが“森林整備隊”として、豊かな自然環境を次代へと引き継ぐ活動をしています。
長野県東筑摩郡朝日村村長 小林 弘幸 様
長野県東筑摩郡朝日村
村長 小林 弘幸 様
長野県が2003年に始めた「森林の里親促進事業」の第一号として、ダイドードリンコ株式会社と朝日村の里親・里子の関係がスタートしました。同社の中部第一営業部の皆さんで結成されている「森林整備隊」は朝日プライムスキー場付近の除伐や枝打ちだけでなく、近隣に住む親子を招いて間伐材工作教室を実施するなど地域住民との絆を大切にして頂き、大変感謝しております。2014年には「ダイドードリンコプライムの森」看板を新調して頂き、さらに絆が深まったと感じております。これからも国土を守り、地球温暖化の抑制に取り組み、「おいしい水」を育む大切な森をいっしょに育てていきたいですね。
こちらをご覧ください
※朝日村を紹介したプロモーション動画もご覧頂けます。