循環型社会への貢献
循環型社会の実現に向けて、様々な取組みを推進しています。
容器回収強化の取り組み
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海洋プラスチック問題および資源の有効活用への取り組みの一環として、飲料自販機への商品補充の際、自販機の空き容器リサイクルボックスから空き容器を速やかに回収できる体制整備を進めています。
消費者の方が気持ちよくご利用できる周辺美化環境を維持し、海への流出に繋がりかねないPETボトル等の散乱防止とリサイクル率の向上に努めています
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
空き容器回収率:企業との連携による回収分を含む
算出根拠:対象容器の回収重量 ÷ 対象容器の出荷重量
対象容器:ペットボトル、ビン、アルミ缶、スチール缶
重点目標はこちら
リサイクルペットボトル「ボトルtoボトル」の推進
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※リサイクルペットボトル(一例) -
ペットボトル飲料に使用しているPET(ポリエチレンテレフタレート)容器は、リサイクルに適したプラスチック素材を使っています。
そのため、これまで使用済ペットボトルは様々な用途にリサイクルされてきましたが、当社では、より限りある資源を有効活用し、循環型社会をめざすために、使用済ペットボトルを再びペットボトルに戻す「ボトルtoボトル」を推進しています。その推進により、化石由来資源の削減とCO2の削減に寄与することができます。
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「ボトルtoボトル」の推進には大きく2つの課題があります。
(1)使用済ペットボトルを綺麗な状態で確実に回収すること
当社では「2030年空き容器100%回収」と空き容器リサイクルBOXに「異物投入抑制ステッカー」の貼付を進めています。(2)リサイクルPET樹脂の透明度を高めること
使用済ペットボトルを洗浄して異物を取り除き、安全性・品質を維持したリサイクルペットボトルに循環していますが、繰り返し使用することでPET樹脂が着色(黄色がかった色)する場合があります。これは、今後、パートナー企業との連携、技術向上により解決していくべき課題です。 -
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容器の軽量・薄型化への取り組み
当社の主力商品である缶コーヒーには国内最軽量のスチール缶「TULC新型缶」を採用し、185gスチール缶は33年前に比べて50%軽量化しています。
TULC新型缶は最先端技術を駆使して実現した国内最軽量のスチール缶で、空き缶製造時の二酸化炭素排出量も少なく、加工時に水を使用しないので、洗浄水処理で発生する固形廃棄物もほぼゼロと環境負荷低減を実現。
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自販機の再生・長寿命化
自販機の平均的な寿命は10年ほどであり、廃棄となる主たる原因が「冷却・加温ユニット」の故障です。自販機の長寿命化を図るため、ボトルネックとなっている「ユニット」の整備・入替をするとともに、現行機種にも引けを取らない機能を付加して再生しています。
この生まれ変わった自販機「フロンティアベンダー※」を展開することで、環境負荷低減とコスト削減の両立を推進しています。
※延命化(ユニットの整備・入替)と機能付加した自販機
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自販機の寿命は、2014年度では自販機平均使用年数※が9.4年、2023年度では自販機平均使用年数が12.2年となり9年間で29%増となっております。
※全自販機(フロンティアベンダーでない自販機を含む)の平均使用年数から計算
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自販機の事前選別・リサイクル
自販機には全体の約90%を構成する鉄資源のほか、配線や冷却ユニットに含まれる銅やコンピュータ基板などに含まれる金など多くの希少資源が用いられています。そのため、役割を十分に果たした自販機は地球温暖化につながるフロンや環境汚染につながる蛍光灯、電池などの有害物質を回収・適正処理した後、再資源化できるものは可能な限り分別し、リサイクルしています。
※一部リサイクルが困難な廃棄物に関しては、管理型最終処分場で適正処理しています。
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従業員による環境美化活動
地域に密着したビジネスを展開している当社は、オフィス周辺の清掃活動、全国各地で実施される美化活動、ビーチクリーンアップなどに積極的に取り組み、地域の環境美化に取り組んでいます。
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新舞子浜海岸での清掃活動(当社従業員と福島県信用漁業協同組合連合会といわき市漁協女性部のみなさま) -
家族で海岸の清掃活動に参加する従業員