2022年3月31日
1.理念
私たちは、グループ理念である「人と、社会と、共に喜び。共に栄える。その実現のためにDyDoグループは、ダイナミックにチャレンジを続ける。」の考え方のもと、こころとからだにおいしい商品・サービスをお客様にお届けし、すべてのステークホルダーの皆さまと共に、持続可能な社会の実現をめざします。
2.取組方針
(1)「DyDoはお客様と共に。」
~ みんなの声を聴き、かつ いかすこと ~
~ みんなの声を聴き、かつ いかすこと ~
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① 私たちは、お客様の声を経営に活かし、企業行動や商品・サービスの改善につなげます。
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② 私たちは、お客様から寄せられた貴重なご意見を社内に共有し、従業員の行動に反映します。
〈主な取組〉
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① お客様志向経営の推進 -
・ 創業以来「お客様に寄り添う姿勢」を大切な価値観として事業活動を推進してきましたが、社会や環境のサステナビリティが重視される時代だからこそ、今一度創業の精神に立ち返り、「お客様志向」に徹するため、「お客様志向自主宣言」を策定し、2021年9月21日に社内外に公表しました。
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・ 「お客様志向経営」の課題を抽出し、具体的な活動計画や目標を定めるため、社長を委員長とした「お客様志向経営推進委員会」を設置し、年2回開催することとしました。
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② 社内への情報共有 -
・ 社内ポータルサイトを通じて、ダイドーグループのトップメッセージとして脱炭素社会・循環型社会への貢献に向けた率先した取り組みの重要性を発信しました。
また、お客様対応力向上動画を継続的に配信するなど、従業員が各々、学び・考え・行動できるよう促し、「お客様志向」に対する意識を高めています。 -
・ お客様から寄せられるお声は、「カスタマーリポート(日報)」として全拠点へ翌営業日には配信。
特に課題・改善が必要な案件はトピックスとして取り上げ、自分事化を図っています。 -
・ 上記日報の他、商品企画・製造部門や営業部門に向けた集計・分析資料を作成し、「月報」「四半期報」として報告の上、社内問題意識を高め、商品・サービスの改善に努めました。
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(2)「DyDoは次代と共に。」
~ 未来・次世代のために取り組むこと ~
~ 未来・次世代のために取り組むこと ~
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① 私たちは、「DyDoグループSDG s宣言」に基づき、未来に向けた社会価値の向上に貢献します。
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② 私たちは、事業活動を通じた環境負荷軽減の取り組みを進めます。
〈主な取組〉
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① 未来への社会価値向上取り組み -
・ 新型コロナウイルスの影響により人々の価値観や行動様式等が変化する中、公衆衛生意識の高まりにも対応できるのではないかと考え、「抗菌防臭マスク」「除菌・消臭スプレー」「マウスウォッシュ」などを販売する「公衆衛生ベンダー」を、全国で約800台展開しました。
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・ 様々な働き方や社会の変容にあわせて自動販売機も進化していく必要があると考え、NECの顔認証技術を活用し、“手ぶら”で飲料を購入できる自動販売機「KAO-NE」の本格展開を開始しました。
オフィスや工場、病院内等において、財布やスマートフォン等を持ち歩かずに済む「圧倒的な便利さ」と「快適な環境」をお客様へ提供します。 -
・ 国土交通省から子育て応援施設の整備を加速していくことが発表されたことを受け、ダイドードリンコ、大王製紙株式会社、セコム医療システム株式会社の3社で子育て世代を応援するための取り組みとして展開を図ってきた「ベビー用 紙おむつ自動販売機」が、道の駅や商業施設などを中心に、200台の設置を超えました。
今後も、お子様連れの方が安心して外出しやすい環境づくりをめざし、子育て世代を応援していきます。 -
・ 健康増進に資するサービスの一環で、スマートフォン向けアプリ「DyDo Smile STAND」の新機能として、目標歩数の達成に応じてポイントが取得できる「Smile Walk」を開始。
お客様に一層楽しく自動販売機をご利用いただける機会を設けました。 -
・ 「自動販売機を活用して社会に貢献したい」という思いから、2015年度より「ペーパークラフト自動販売機キット」を全国の子どもたちに無償でご提供しています。
2021年度は協力団体を通じた寄付、幼稚園、保育園、小学校、学童クラブを対象にした団体応募に加え、SNSでの個人応募も実施し、合計2,000個を子どもたちに無償で提供しました。
キットを組み立てる楽しさや買い物学習に活用していただくツールとして、今後とも子供たちに“ひとときの笑顔”をお届けしていきます。
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② 環境負荷軽減取り組み -
・ SDGsのめざす持続可能な社会の実現に向け、事業を通じて貢献することが私たちのミッションであるとの認識のもと“ダイドーグループSDGs宣言”を2021年1月に策定しました。
その実現に向けた取り組みを普及・推進していくため、ダイドードリンコとして「みんなのLOVE the EARTH PROJECT」をスタートしています。
従業員一人一人が環境への意識を高められるよう、環境関連自主活動を投稿できる社内向けサイトを開設したほか、従業員のSDGsへの理解浸透を図るため、オンライン研修を実施しました。 -
・ ダイドードリンコは、「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」というグループ理念のもと、美しい地球を次代に引き継ぐことができる持続可能な社会をめざしています。持続可能な社会の実現には、脱炭素社会をめざすと共に、資源の有効利用による循環型社会への貢献が必要になります。ダイドードリンコは、循環型社会実現に向けた3つの重点目標を設定すると共に、2050年の自販機ビジネスにおけるカーボンニュートラルをめざして、業界に率先した取り組みを進めていきます。
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脱炭素社会への貢献に向けた
CO2排出削減目標
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CO2排出削減目標2030年までに、国内飲料事業における自社排出(Scope1・2)※におけるカーボンニュートラルを実現
- ※ダイドードリンコ株式会社、ダイドービバレッジサービス株式会社、ダイドービジネスサービス株式会社
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CO2排出削減目標2050年までに、自販機ビジネスにおけるカーボンニュートラルをめざす(自社排出+自販機の電力消費による排出※)
- ※ダイドービバレッジサービス株式会社によるオペレーション自販機のCO2排出量(Scope3)
資源循環社会への貢献に向けた重点目標
重点目標
空き容器回収率:企業との連携による回収分を含む
算出根拠:対象容器の回収重量 ÷ 対象容器の出荷重量
対象容器:ペットボトル、ビン、アルミ缶、スチール缶
取り組み」へ
(3)「DyDoは社会と共に。」
~ 法令の遵守/コーポレートガバナンスを強化すること ~
~ 法令の遵守/コーポレートガバナンスを強化すること ~
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① 私たちは、お客様の立場に立って、品質の高い安全安心な商品・サービスをお届けします。
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② 私たちは、お客様とのコミュニケーションの充実を図り、わかりやすい情報提供につとめます。
〈主な取組〉
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① 高品質な商品・サービスの提供 -
・ お客様から寄せられた各種のご意見やご要望を、商品やサービスの開発・改善に活かすため、品質管理部門との情報交換会や商品開発部門への情報提供を毎月実施し、また必要に応じて随時連携して、安全安心でお客様に喜んでいただける商品が提供できるよう取り組んでいます。
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・ お客様のお声を真摯に受け止め、個別対応ではなく全社ベースでの判断、商品・サービスの改善・向上を図るため、社長をはじめとする各部署長をメンバーとした「お客様志向経営推進委員会」を設置しました。
「お客様志向経営」に向けた活動報告・評価・今後の目標等についてディスカッションする場とし、継続的にお客様の満足度向上と高い信頼を得られるよう努めています。
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② WEBサイト提供情報の拡充 -
・ ホームページ内では、お客様のお声から必要となったQ&Aの追加・変更を随時行い、また改善につながった主な事例も紹介しています。
※ラベル記載文字の視認性アップ 等 -
・ 商品関連情報では、次の大きな4つの項目で、お客様に安心して商品を手にとってもらえるよう、情報を公開しています。
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〈原材料・栄養成分一覧〉
原材料、アレルゲン、原料原産地、栄養成分、消費者庁届出情報などを提供。 -
〈製造所固有記号検索〉
商品記載の製造所固有記号で、製造所名とその所在地を検索することが可能。 -
〈品質向上への取り組み〉
商品開発からお客様へ商品が届くまでの品質管理体制を案内。 -
〈気になる食のキーワード〉
コーヒーの基礎知識や、最近よく耳にする機能性表示食品や賞味期限とはどういったものか、図解なども交えてわかりやすく説明。
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・ お客様相談室のサイト内にある「よくある質問」Q&Aに関しては、直近の閲覧率や時季的に必要とされるもの、相談室受付状況などを鑑み、毎月掲載内容を担当者が精査し、お客様が欲する旬な情報にお客様がよりアクセスしやすいようにしています。
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・ 自動販売機の設置を希望されるお客様より、大変多くのお問合せをいただくようになったため、専用のページを開設しました。
自動販売機の種類・機能、設置までの流れ、既存設置先様の事例など、お客様の知りたい情報をなるべく事前に提供し、不安なくお気軽に設置のお問合せをいただけるようになりました。
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(4)「DyDoは人と共に。」
~ 従業員と共に積極的に取り組むこと ~
~ 従業員と共に積極的に取り組むこと ~
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① 私たちは、迅速かつ誠実にお客様第一で行動し、お申し出に真摯に対応します。
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② 私たちは、従業員のお客様志向に対する意識向上のため、社内啓発活動に継続的に取り組みます。
〈主な取組〉
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① お客様第一の実践に向けて -
・ お客様との最初の接点・窓口となる機会が多い、お客様相談室の人材育成が重要と考え、外部企業による相談室員への実践形式の研修を実施しました。
CS(商品・サービス自体の満足度)に加え、CX(顧客感情的価値を高める体験創出)を強く意識したお客様との対話を学び、お客様の真意を汲み取り、寄り添い、提案するなど、一層お客様の立場にたった高品質な対応を行っています。 -
・ お申し出いただき対応を行ったお客様に対して、満足度調査アンケートを実施しています。
結果を踏まえ、高評価いただいた点はより伸長できるよう、低評価・改善要望があった点は業務見直しを行い、相談室員・営業担当者共に、より迅速かつ誠意をもってお客様対応できるよう常に心掛けています。
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② お客様志向経営の社内風土醸成・社内啓発活動 -
・ 「お客様志向経営」「お客様志向自主宣言」を従業員一人ひとりが常に意識して行動できるよう、各部署で「自主行動目標」を設定して、1年後に各部署内で自主行動を振り返り、目標達成度を自己評価し、社内公開することとしました。
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・ 社内啓発活動をより強化するため、「お客様対応力向上プロジェクト」を発足しました。
営業の現場で必要度の高いテーマ(お客様対応・モラルマナー・商品知識 等)を動画作成し、社内ポータルサイト等を通じて配信しました。
また、一層啓発効果を高めるため、動画のテーマと連動させた刊行物等も併せて発行しています。
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