自販機=地域の「お店」?「日本の祭り」をダイドーが応援するワケ

あ、編集長。「日本の祭り」の番組を見ていたのですが、祭りに参加する地域の方々の姿に感動して涙が・・・。ん?ダイドーグループ日本の祭り!?何でダイドーが「日本の祭り」の応援を…?

そうそう、ダイドーグループは「日本の祭り」を応援しているんだよ。なぜなら… そういえば、全国をとびまわっている”日本の祭りの伝道師”がいるはずです…。ちょっと行ってきます!

コーポレートコミュニケーション部の梅垣さん!「日本の祭り」の活動について教えてください!

ダイドードリンコは2003年から、全国各地の祭りを取り上げて、祭りの準備から当日までのドキュメンタリーテレビ番組の制作を企画し、地方局、全国局で放送することで、日本の祭りを応援する取り組みを行っているんですよ。

なぜこの活動をしているんですか? 私たちは自販機を中心に事業を行なっているので、自販機を設置していただいたり、利用してくださっている地域の方々に、なにか恩返しがしたいという想いからこの活動を始めました。

自販機は設置しているロケーションの方々に使っていただいてこそ、ですもんね。 そうなんです。自販機のことを単なる商品を売るための機械ではなく、一つの「お店」と捉えて事業を行っているのですが、自販機は設置・利用してくださる地域の方々なくしては成り立ちません。なので、自販機は「地域密着型店舗」といったところでしょうか。

地域に密着したお店・・素敵ですね。でも、何で恩返しが「祭り」の応援なんですか?自販機と「祭り」がどう結びつくのかイマイチ分からなくて・・・ 「祭り」も地域に根差したものですよね。「祭り」を盛り上げることは、地域活性化の促進に繋がります。テレビで地域の方々や祭りに携わる方々の想いを放送し、全国に知ってもらうことで、翌年以降、祭りを見に来る人が増えたり、地元出身の方々が番組をきっかけに祭りに参加するために地域に戻ってこられることもあります。 また、テレビ番組が「記録」になるという一面もあります。番組では、祭りの当日だけではなく、半年くらい前から祭りに携わる方々の様子を収録しており、祭りの継承という意味でも役立てばと思っています。このように「祭り」を通じて地域の絆を作り、地域の活性化に役立つことが恩返しになると考えています。

なるほど。「祭り」を応援することが、地域への恩返しに繋がるとはそういうことだったんですね。「祭り」の番組を制作するにあたって、具体的にどのように業務を行っているんですか? 祭り当日に視察に行くのはもちろんですし、事前に自治体や行政、祭りの関係者の方々に表敬訪問させていただいて「日本の祭り」の取り組みの趣旨などを説明したり、祭りの下見なども行います。祭りが行われる地に実際に足を運び、その地域の方々の祭りに対する想いなどをお聞きすることで、より地域の方々に寄り添った内容の番組に繋げられると考えています。なので、1年の大半は出張してますね。

身体が足りないくらいですね!応援する祭りはどのようなものなんですか? 規模の大小や有名無名に関わらず、後世に残したい祭り、全国に知ってもらいたい祭りを取り上げています。小さい規模だと、住民の方が5名しかいらっしゃらない村の祭りを取り上げさせてもらったことがあります。 「日本の祭り」で取り上げさせていただくことで、その祭りと地域を応援しています。

祭りって沢山あると思うのですが、どれくらい応援しているんですか? 年間35の祭りを応援し、17年目となる2019年までに応援した祭りは447件となっています。祭りを元気にすることは、地域を元気にし、日本を元気にすること。ダイドーグループ理念として「共存共栄」を掲げているように、全ての方たちと共に喜び、共に栄えるという周囲との「繋がり」をとても大切にしています。地域の皆さまの喜びこそが、ダイドーグループの喜びだと考えています。

・・・ということでした。ダイドーグループが「日本の祭り」を応援しているのは、大切な「お店」である自販機を使ってくださっている地域の方々への恩返しをしたいからとのことでした。

地域に密着した存在の自販機に主力し、「共存共栄」を大切にしているダイドーグループならではの活動だな。ん?何をしているんだ?私も地域に貢献したいので、神輿を担いで祭りを盛り上げられるようトレーニングしています!祭りを盛り上げるのももちろんだが、祭りを記事で取り上げることも立派な地域貢献に繋がるはずだ!腕力じゃなくて記者としての腕を磨くんだ!